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巨人たちの肩の上に立つWordPress

WordPress Advent Calendar 2013 全部オレ 1日目のおれです。

フツーのWordPress Advent Calendar 2013は今年もタカハシくんがやってくれてるのでそちらもどうぞ!

で、「巨人たちの肩の上に立つ」、英語では ”Standing on the shoulders of giants”ってのは何のことかというと、日本語版のWikipediaには訳が載ってなかったので英語版から引用して訳すと以下のようなことです。

Dwarfs standing on the shoulders of giants (Latin: nanos gigantum humeris insidentes) is a Western metaphor with a contemporary interpretation meaning “one who discovers by building on previous discoveries”.

Its most familiar expression is found in the letters of Isaac Newton:

If I have seen further it is by standing on the shoulders of giants.

However, the metaphor was first recorded in the twelfth century and attributed to Bernard of Chartres.[1]

巨人たちの肩の上に立つ小人とは、現代的な解釈で「今の発見は以前の発見の上に成り立っている」を意味する西洋の暗喩である。

これの最もよく知られた言い回しはアイザック・ニュートンの手紙に見ることができる:

「わたしがより遠くを見ているとしたら、それは巨人たちの肩の上に立っているからだ。」

この暗喩が最初に記録されているのは12世紀で、シャルトルのベルナールによるものと考えられている。

学術資料を検索するGoogle Scholarにも「巨人の肩の上に立つ」とあるように、もともとはこういった学術的な分野での言い回しだったようですが、最近ではオープンソース(FLOSS – Free/Libre Opne Source Software-フリー/自由なオープンソースソフトウェア)の分野でもよく聞きます。なぜかというと、多くの先人プログラマー(巨人たち)がコードを自由に使えるように公開してくれているおかげで、あとから続くプログラマーはいちから開発することなく(巨人たちの肩に乗って)改良に次ぐ改良をしたり、より優れた派生物を生み出したりして、私達のインターネットを含むコンピュータライフがどんどん豊かになったきた(そしてこれからも豊かになっていく)からですね。

さて、当然WordPressも巨人たちの肩に乗っているわけですが、ここでは私が考えている「巨人たち」を紹介したいと思います。

まず、根本的なブログの形としてはMovable Typeでしょう。いまはあまり利用されなくなってしまったけど(たしか)トラックバックの言い出しっぺ?でもあります。自分でインストールするタイプのブログシステムとして最初に現れた時、とてもワクワクしてわたしも自分でサーバにインストールしてブログを書いてました(残念ながらそのころのは無くしてしまいましたが)。WordPress.orgのAboutのページの右下にも”Movable Type, Drupal, and TextPattern for ideas and inspiration”と書かれています。ブログの歴史としてはMovable Typeが最初ではないけれども、今のブログ文化的なもののベースを作ったMovable TypeはWordPressにとっては確実に巨人の一人だと思います。

次に、コードのベースとしてb2/cafelog (このサイトがまだあったとは!)というブログシステムです。WordPress 1.0 くらいまではb2xxx.phpというファイル名が残ってました。b2がGPLでなかったらWordPressも生まれてなかったでしょう。また、今のWordPressのコードには間違いなく他のオープンソースからの知見がたくさんたくさん投入されているはずです。

あと、WordPressに同梱されているjQueryやTinyMCEなどのいろいろな外部ライブラリも忘れてはいけません。一覧はWordPressの管理画面→WordPressについて→クレジットの下の方の「外部ライブラリー」にあるのでぜひ確認してみてください。これらなしではWordPressは成り立ちません。

日本でのWordPressの普及を考えると、今のWordPress日本語版の前に独自に日本語化していたWordPress MEを作っていたOtsukare氏もまた巨人の一人です。

システムとしてはPHP、MySQL、Apacheやnginx、これらのミドルウェアを動かすためのLinuxやBSD-UNIXなどのOSが挙げられます。こうしたミドルウェアやOSにはプロプライエタリな代替もありますが、もしこうしたオープンソースの製品なかったら、、、、インターネットはこれほどまでに発展していなかったでしょうし、当然WordPressも生まれてすらいなかったでしょう。このへんを全部紹介していくときりがないので興味がある方はぜひググってみてください。わたしとしては、もう想像するだけでこの巨人たちの巨大さにくらくらするほどです。

で、結局何が言いたかったかというと、最近WordPressの本がたっくさん出版されてるけど(立ち読みした限りではw)オープンソースについてちゃんと書いてる本がないみたいなんで、もっとオープンソースについて書いてほしいな、オープンソースっていいよね!巨人のみなさん、ありがとー!ということが言いたかったんですわ。